もくじ
知りたいところから、どうぞ。
準備・暮らし・健康・もしもの時に。
Amor Alice / お迎えサポートブック
A4の紙面をそのまま表示しています。拡大すると、細かな文字もお読みいただけます。

猫との暮らしを思い描く日から、共に過ごす毎日まで。
はじめに
お迎えを考える時から、猫との毎日まで。
猫との暮らしを考えている時も、新しい生活が始まった時も、毎日を一緒に過ごしている時も。必要なところから開いていただけるように、この一冊をまとめました。
家族に迎える準備、食事やトイレ、日々のお手入れ、体調の変化、もしもの備え。暮らしの中で迷った時に、ひとつずつ確かめてみてください。
最初から、すべてを完璧にできる必要はありません。その子の性格や成長、今の暮らしに合わせて、無理のない形を一緒に見つけていきましょう。

もくじ
準備・暮らし・健康・もしもの時に。
猫舎とサポート
見えないところまで、誠実に。
Amor Aliceは、千葉県香取郡多古町にある、ラグドール専門の小さな家庭猫舎です。
一般家庭の一室を猫専用スペースとして整え、親猫と子猫たちが、できる限り自然に、のびのびと暮らせる環境を大切にしています。
私たちが大切にしているのは、血統や外見の美しさだけではありません。
穏やかな性格、人との関わり方、そして新しいご家族のもとで、その子らしく幸せに暮らしていけることまで考えながら、一匹一匹と向き合っています。

親猫の健康情報、確認できた検査資料や獣医師の所見を、繁殖計画の判断材料として扱います。遺伝子検査やFIV・FeLV検査の実施時期・項目・結果は、確認できた記録に基づいて個体ごとにご案内します。
検査だけでなく、ワクチン、日々の清掃・除菌、トイレ衛生、温度・湿度管理など、毎日の飼育環境からも健康を守ることを大切にしています。
FIPを完全に予防する方法は確立されていません。過密を避け、トイレを清潔に保ち、ストレスを減らし、小さな変化を見逃さないよう努めます。
猫舎とサポート
繁殖方針・飼育環境・ご相談について。
母猫・父猫の健康を第一に考え、無理のない繁殖サイクルと十分な休養期間を設けています。
血統だけでなく、性格や人との調和も大切にしながら、新しいご家族のもとで幸せに暮らしていける子を育てることを目指しています。

一般家庭の一室を、猫たちが安心して過ごせる専用スペースとして整えています。
ケージは必要な場面に限って使用し、普段はできるだけ自由に動き回れる環境の中で成長します。
温度・湿度の管理、床暖房、24時間換気、空気清浄機などを活用し、毎日の清掃と除菌を行っています。
猫たちが清潔で快適に過ごせる環境を保つことを大切にしています。
生後2〜7週頃から、爪切り、ブラッシング、シャワー、ドライヤー、生活音、人との触れ合いなどを、成長や性格に合わせて無理のない範囲で経験します。
新しいご家庭での暮らしに少しでも自然に馴染めるよう、日常の中でさまざまな経験を重ねています。
ご希望の子猫について、健康状態やワクチンなど、お迎えまでに確認していただきたいことは見学時にできる限りわかりやすくご説明します。
お迎えしたあとも、飼育や体調、フード、日々の小さな疑問までご相談いただけます。
愛のあるブリーディングを、当たり前のスタンダードに。
それが、Amor Aliceの目指す姿です。
お迎え前の準備
落ち着ける場所と、毎日の生活のために。
最初から、すべてをそろえる必要はありません。
まずは、お迎え当日から安心して過ごせるために必要なものを、前日までに整えておきましょう。

新しい環境の中でも安心して休める、その子だけのパーソナルスペースとして用意します。
Amor Aliceでは、お迎え直後の安心できる場所として、ケージの使用をおすすめしています。
お迎え直後は、猫舎で食べているフードから始めます。
種類や量、食事回数は見学時にご案内しますので、同じものを準備してください。
子猫が出入りしやすいトイレと、猫舎で使い慣れている種類の猫砂を用意します。
寝床や普段の生活動線の近くなど、使いやすい場所に設置します。
通院、災害、移動などに備え、通気性がよく、扉が確実に閉まるものを選びます。
お迎え前の準備
道具選びと、安心できるケージの整え方。

子猫のうちから短時間ずつ慣れてもらうことで、日々のお手入れがしやすくなります。
運動不足やストレスの解消だけでなく、ご家族とのコミュニケーションにも役立ちます。
高い場所から周囲を見渡せることは、猫にとって安心につながります。
成長や運動能力に合わせて、安全なものを選びましょう。
猫に安全な製品を選び、排泄物の処理や日常の清掃に使用します。
静かに休める、その子だけのくつろぎスペースを作ってあげましょう。
お迎え前にベッドやタオルを入れ、安心して休める環境を作っておきます。
ケージの一部にタオルや薄手の布をかけて、周囲からの視線や刺激を少し遮ってあげるのもおすすめです。
ただし、全体を厚い布で覆ったり、通気を妨げたりしないよう注意してください。
ケージは「閉じ込める場所」ではなく、怖くなった時や眠りたい時に戻れる、その子だけの安心できる場所として使います。
商品選びに迷った場合は、購入前に写真やURLをお送りいただければ、一緒に確認します。
住まいの安全
暮らし始める前も、慣れてからも見直しましょう。
子猫の安全は、迎える前のおうちの準備によって大きく変わります。
お迎え前日までに最初の行動範囲を決め、その中に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。
玄関や窓の開閉についても、ご家族でルールを共有しておくと安心です。

薬品、洗剤、ひも、小さな物、有毒な植物などは、子猫が触れられない場所へ移します。
浴室、洗濯機、家具の隙間など、入り込むと危険な場所も確認しておきましょう。
玄関、窓、ベランダを確認し、施錠だけでなく、網戸や小さな隙間にも対策をします。
玄関や窓を開ける時は、猫がどこにいるかを確認する習慣を、ご家族全員で共有してください。
室温20〜25℃、湿度50〜60%をひとつの目安としながら、見学時の個別案内や、その日の猫の様子を優先して調整します。
電気コードや充電ケーブルなどには、カバーや配線ケースを使い、感電や誤飲を防ぎます。
不安定な家具や倒れやすい物は固定し、高い場所から落下する可能性のある物も片付けておきましょう。
静かで落ち着ける場所にケージを設置し、トイレと食事場所は、できる範囲で少し離して整えます。
おうちを整えることは、子猫にとっての「安心の土台」を作ることです。
最初から家中を自由にさせるのではなく、小さな安心できる世界から始め、慣れてきたら少しずつ行動範囲を広げてあげましょう。
暮らしの始まり
焦らず、その子自身のペースで。
焦らず、ゆっくりで大丈夫です。
お迎えしたばかりの子猫にとって、新しいおうちは、知らない音や匂いに囲まれたまったく新しい環境です。
まずは、その子が「ここなら安心できる」と思える小さなパーソナルスペースを作ってあげましょう。
すぐに遊び始める子もいれば、しばらく隠れて周囲を観察する子もいます。
どちらも自然な反応です。
大切なのは、無理に慣れさせることではなく、その子自身のペースを尊重してあげることです。

ご家庭の環境によって、ケージ、キャリー、静かな一室など方法はさまざまです。
その中でもAmor Aliceでは、タオルや薄手の布で一部を覆ったケージを、最初のパーソナルスペースとして使うことをおすすめしています。
周囲からの視線や刺激を少し減らし、安心して休める場所を作ります。
中にはベッドやタオルを用意し、トイレ、水、食事も無理なく使えるよう整えておきましょう。
隠れる 新しい環境を安全かどうか確認するため、静かな場所から様子を見ています。
夜鳴き 慣れない環境で鳴くことがあります。食事、排泄、室温、体調に問題がないか確認し、落ち着いた声で見守ります。
触られることを嫌がる 無理に触れず、自分から近づいてきた時に、短く優しく触れるところから始めます。
緊張している 食欲や排泄を確認しながら、刺激の少ない時間をしっかり確保します。
暮らしの始まり
日数よりも、食事・排泄・安心している様子を。

移動中はキャリーを開けず、できるだけ寄り道をせず、そのままご自宅へ帰ります。
帰宅したら、あらかじめ用意しておいたパーソナルスペースへ連れていきます。
すぐに遊ばせたり家中を歩かせたりせず、まずは静かな環境の中で落ち着く時間を作ってあげましょう。
ケージを中心に過ごしながら、食事、水分、排泄、睡眠の様子を確認します。
安全な状態でケージの扉を開けられる時は、その子が自分から外へ出ようとするのを待ちます。
無理に抱き上げたり、外へ出したりする必要はありません。
まずは「ここは安全な場所」と覚えてもらうことを優先します。
自分から周囲を探索し、食事や排泄も安定してきたら、様子を見ながら少しずつ行動範囲を広げます。
「1週間経ったから大丈夫」と、日数だけで判断する必要はありません。
その子が落ち着いて過ごせているかを基準にし、不安が強くなった場合は、いつでもひとつ前の段階へ戻って大丈夫です。
同居する動物たち
一緒に暮らす安心を、少しずつ。
新しい子猫を迎える時は、先住猫や先住犬の気持ちも大切にします。
すぐに仲良くさせようとせず、お互いが安心できる距離を保ちながら、少しずつ存在に慣れてもらいましょう。
お迎え前に、別室または安全に仕切れる区域を準備し、それぞれの食事、水、トイレ、退避場所も整えておきます。

迎える子猫のための区域を用意し、まずは直接会わせず、音や匂いからお互いの存在を知ってもらいます。
寝具や布などを交換し、相手の匂いを安全な環境の中で少しずつ覚えてもらいます。
ケージやベビーゲート越しなど、安全を確保した状態で短時間から対面します。
犬の場合はリードを使用し、落ち着いて管理できる状態にしておきましょう。
双方が落ち着いて食事や遊びができる距離から始め、反応を見ながら少しずつ距離を縮めます。
最初は必ずご家族が見守ります。
関係が安定するまでは、留守中や就寝中は別の空間で過ごさせましょう。
猫がいつでも逃げられる高い場所や、安全な退避スペースも残しておきます。
同居する動物たち
対面は、どちらの気持ちも大切に。
ストレスサインが見られた場合は無理に続けず、ひとつ前の段階へ戻ります。
「仲良し」を急ぐ必要はありません。
まずは、お互いが安心して同じ家で暮らせる関係を目指しましょう。

毎日の食事
食べる量だけでなく、食べ方と体の変化も。
お迎え直後は、猫舎で食べているフードと食事回数から始めます。
新しい環境に慣れるまでは、自己判断で急にフードの種類や与え方を変えないようにしましょう。
| 月齢 | 1日の回数 |
|---|---|
| 生後2か月まで | 4〜5回 |
| 2〜4か月 | 3〜4回 |
| 4〜6か月 | 3回 |
| 6か月以降 | 2回 |

水は毎日新鮮なものへ交換し、できれば複数の場所から飲めるようにします。
ウェットフードを取り入れることも、水分摂取を助ける方法のひとつです。
おやつは1日に必要なカロリーの10%以内をひとつの目安とし、主食の代わりにはしません。
たんぱく質 筋肉や臓器など、成長する体をつくるために大切な栄養です。
脂質 効率のよいエネルギー源となり、皮膚や被毛の健康にも関わります。
ビタミン・ミネラル 骨、歯、代謝、免疫など、体のさまざまな働きを支えます。
水分 循環、体温調節、排泄などに欠かせません。いつでも新鮮な水を飲める環境を整えましょう。
主食には「子猫用」「総合栄養食」と表示されているものを選びます。
種類、量、食事回数は見学時の案内をご確認いただき、その後は成長、体格、便の状態、獣医師の助言などを参考に調整していきます。
毎日の食事
ロイヤルカナンのドライフードを参考に。
下の表は、ロイヤルカナンの公式給与量ガイドをもとにした、ドライフードだけを与える場合の参考例です。表示は1回分ではなく、1日分の合計量です。
| 月齢 | 公式表の 子猫の体重 | 参考商品 | 1日量 |
|---|---|---|---|
| 2か月 | 1kg | マザー&ベビーキャット | 45g |
| 3か月 | 1.3kg | マザー&ベビーキャット | 57g |
| 4か月 | 2kg | キトン | 67g |
| 5か月 | 2.3kg | キトン | 70g |
| 6か月 | 2.9kg | キトン | 67g |
| 7〜12か月 | 3.1〜4kg | キトン | 65→51g |
7〜12か月の「65→51g」は、公式表に示される月齢・体重に対応した範囲です。途中の月齢では、実際に与える商品の給与量表を確認してください。
表の体重はメーカーが示す参考条件で、ラグドールの標準体重や成猫時の予測体重ではありません。大きさ、成長の速さ、体型、活動量、便の状態などを見ながら個別に調整します。
毎日の食事
同じ月齢でも、その子に合う量は違います。
最初は、それまで食べていたフードと量を確認します。メーカーの目安を出発点にしながら、食べた量、体重の変化、便の状態を記録し、その子に合う量を探していきましょう。

ドライだけを与える場合の1日量に、ウェットをそのまま追加しないようにします。実際の商品・袋やトレイの重量・体重条件に合う、メーカーの混合給与量表を確認してください。
「1袋」でも50g・85gなど内容量が違う場合があります。違う商品や袋サイズの表を使わないようにしましょう。
食べない理由は、環境の変化や好みだけとは限りません。
フードを少し温めたり、静かな場所で食べられるようにしたりしながら、食べた量と時間を記録しておきましょう。
子猫は成猫より体力の余裕が少ないため、食べない状態に気づいた場合は、早めに動物病院へ相談してください。
その際は、猫舎にも状況を共有していただければ、お迎え前の食事量や普段の様子などをお伝えできます。
ぐったりしている、嘔吐や下痢があるなど、ほかの症状を伴う場合は速やかに受診してください。
毎日の食事
暮らしが落ち着いてから、体調と便の様子を見ながら。
環境も食事も一度に大きく変えてしまうと、子猫の負担になることがあります。
お迎え直後は猫舎で食べていたフードを続け、新しい生活に慣れてから、体調や便の様子を見ながら切り替えていきましょう。
| 日数 | 今までのフード | 新しいフード |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 75% | 25% |
| 3〜4日目 | 50% | 50% |
| 5〜6日目 | 25% | 75% |
| 7日目以降 | 0% | 100% |
食事の安全
「少しだけなら」と自己判断しないこと。
ネギ類、チョコレート・ココア、ブドウ・レーズンなど。
少量であっても自己判断せず、動物病院へ連絡してください。
アルコール、カフェイン、人用の薬、加熱した骨、味付けされた人間用の食事など。
人用の牛乳、イカ・タコ・エビなど。
毒性とは別に、子猫へ積極的に与える必要のない食品です。
食べた物、量、時刻をできるだけ正確に記録し、すぐに動物病院へ連絡してください。
ご家庭で無理に吐かせることはしないでください。
口からひもが見えても引っ張らず、動物病院へ連絡してください。

トイレ
使い慣れた環境から始めましょう。
猫は本来、決まった場所で排泄する習性があります。
新しい家で迷わないよう、お迎え前に静かな最初の一室へトイレを設置しておきましょう。
猫舎で使っている猫砂やトイレの形状も、できる限り近いものから始めます。

食事場所とは少し離れた、通いやすく落ち着ける場所を選びます。
猫舎で使っている種類の猫砂を用意します。
種類を変更する場合は、新しい暮らしに慣れてから少しずつ行いましょう。
床の匂いを嗅ぐ、そわそわする、砂をかくような仕草が見られたら、静かにトイレへ案内します。
猫は、排泄したことと叱られたことを正しく結びつけて理解できません。
驚かせたり怖がらせたりせず、まず環境を見直してあげましょう。
汚れを取り除き、猫に安全な無香料系の清掃用品などを使用して、同じ場所に排泄の匂いが残らないようにします。
トイレ
環境・数と配置・体調・ストレスを確認。
環境 汚れていないか、猫砂が少なすぎないか、周囲に大きな音がないか、出入りしにくくないか、ほかの猫に邪魔されていないかを確認します。
数と配置 多頭飼育の場合は「猫の頭数+1個」をひとつの目安とし、できるだけ離れた場所へ分散して設置します。
体調 膀胱炎、尿路閉塞、便秘などが原因で、トイレの失敗につながることもあります。
ストレス 引っ越し、来客、騒音、同居動物との関係など、直前の生活環境に大きな変化がなかったか振り返ります。

猫砂 鉱物、紙、木、おからなど、さまざまな種類があります。
多くの猫は細かく無香料の砂を好む傾向がありますが、安全性、その子の好み、掃除のしやすさなどから選びます。
トイレ本体 平型、システム式、自動式などがあります。
体格に合い、出入りしやすく、清潔に保ちやすいものを選びましょう。
何度もトイレへ行くのに尿が出ない、少量しか出ない、排尿時に痛そうに鳴く場合は緊急性があります。
排尿の姿勢を繰り返すのに尿が出ない、少量しか出ない、痛そうに鳴く場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。
健康と受診
普段の様子を知ることが、健康管理の始まり。
子猫の時期は、体調不良のサインがわかりにくく、短い時間で状態が変化することもあります。
普段の様子を知り、小さな変化に気づくこと。
そして、必要な時に適切な医療へつなげること。
その積み重ねが、大切な命を守ります。
判断に迷ったら、早めに動物病院へ相談してください。
夜間や休日に受診できる救急病院も、あらかじめ確認しておくと安心です。
健康と受診
ワクチンと去勢・避妊手術は、獣医師と計画を。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 生後6週齢以降 | 混合ワクチンを開始する目安 |
| その後3〜4週ごと | 獣医師の計画に沿って追加接種 |
| 16週齢以降 | 子猫期の最終接種。高リスクでは20週齢まで検討 |
接種回数や間隔は、使用するワクチン、生活環境、地域の感染状況などによって変わります。
かかりつけの獣医師と相談しながら決めてください。
去勢・避妊手術は、望まない繁殖を防ぐだけでなく、一部の生殖器疾患や性ホルモンに関連する行動を減らす可能性があります。
繁殖予定がない場合は、早めに獣医師へ相談しましょう。手術は生後5か月までの実施がひとつの目安とされていますが、実際の時期は発育や健康状態、動物病院の方針に合わせて決めます。

健康と受診
元気な時に、相談先と記録の置き場所を決めておきましょう。
日々の観察と記録
必要な予防医療を受けること
異変に気づいたら早めに相談すること
お迎え時には、確認できている健康状態やワクチン等の記録についてご案内します。
初めて動物病院を受診する際は、それらの記録を一緒にお持ちください。
元気な時の健康診断も、その子の普段の状態を知り、今後の健康管理を考えるうえで役立ちます。
※このページに記載している内容は一般的な目安です。受診の必要性や治療については自己判断だけで決めず、動物病院へご相談ください。お迎え直後の体調変化については、猫舎にも状況を共有していただければ、お迎え前の様子などをお伝えします。
基本のお手入れ
やさしく触れる、短い時間を重ねて。
ブラシ、爪切り、猫用歯磨き用品などは、お迎え前に準備しておくことができます。
ただし、お迎え直後はまず新しい環境に慣れることを優先し、落ち着いてから短時間ずつ始めましょう。
お手入れは、見た目をきれいに保つだけのものではありません。
皮膚、被毛、爪、口の中などの変化に気づく、大切な健康チェックの時間でもあります。
そして、優しく体に触れる時間を積み重ねることは、その子との信頼関係づくりにもつながります。
抜け毛を取り除き、毛玉や皮膚トラブルを防ぎます。
毛の流れに沿って、皮膚へ強く当てないようにしながら、短時間から始めましょう。
スリッカーはもつれや抜け毛を整える時に、やわらかいブラシは仕上げやマッサージなどに使い分けます。
週1回程度を目安に伸び具合を確認し、必要な時に先端の透明な部分だけを少しずつ切ります。
ピンク色に見える血管や神経の部分は切らないように注意してください。
出血が止まらない、爪の根元が赤い、強く痛がる場合などは動物病院へ相談しましょう。

基本のお手入れ
少しずつ、続けられる形から。
まずは口元に触れることから、少しずつ慣れてもらいます。
猫用の歯ブラシやガーゼ、猫用ジェル・ペーストなどを使用し、人間用の歯磨き粉は使いません。
毎日できることが理想ですが、無理をして嫌いにさせるよりも、続けられる範囲から習慣にしていくことが大切です。
口臭が強い、食べにくそうにしているなどの変化があれば、動物病院へ相談してください。

耳の奥へ綿棒を入れたり、人間用の歯磨き粉を使ったりしないようにしましょう。
そして、嫌がる時は無理をしないこと。
お手入れは、その子の健康を見守りながら、一緒に暮らしていくための愛情のコミュニケーションです。
基本のお手入れ
汚れがついた時だけ、表面をやさしく。
鼻まわりに汚れがついた時は、こすらず、少しずつ整えます。色が変わって見えても、汚れとは限りません。

傷、赤み、腫れ、出血がないかを見ます。痛そうな時はお手入れをやめます。
清潔なコットンややわらかい布を、ぬるま湯で湿らせ、軽く絞ります。
乾いた汚れにそっと触れて湿らせ、やわらかくなった部分だけをやさしく拭きます。鼻の穴をふさがないようにします。
一度できれいにしようとせず、嫌がる前に切り上げます。嫌がる時は無理に続けません。
鼻水やくしゃみが続く、出血する、腫れる、傷がある、食欲や元気が落ちる時は相談してください。
口を開けて呼吸する、息が苦しそうな時は、すぐに動物病院へ連絡してください。
基本のお手入れ
見える外側まで。奥へ入れないこと。
健康できれいな耳は、毎日掃除する必要はありません。ふだんは様子を確認し、汚れがついた時だけ、無理のない範囲で整えましょう。

落ち着いている時に、耳を強く引っ張らず、見える範囲を確認します。
赤み、腫れ、強いにおい、傷、痛がる様子があれば、掃除をせず動物病院へ相談します。
清潔なコットンややわらかいガーゼで、軽く触れて取れる表面の汚れだけを拭きます。奥の汚れを取ろうとしないでください。
嫌がる、顔をそむける、痛がる時は中止します。やさしく声をかけ、よい経験を重ねましょう。
耳を繰り返しかく、頭をよく振る、赤い、腫れる、強くにおう、汚れや分泌物が増える、触ると痛がる時は相談してください。汚れの色だけで原因を決めつけないようにしましょう。
耳用の洗浄液や薬が必要な場合は、動物病院で製品と使い方を確認してください。
参考:VCA:猫の耳のお手入れ / Cornell:外耳炎
もしもの備え
家族と猫の安全を、普段の暮らしから。
災害に備えるものと、猫が安心して過ごせる場所を、元気な時から確認しておきましょう。玄関、窓、網戸、家具の固定を見直し、キャリーもすぐに使える場所へ置いておきます。

参考:環境省:ペットの災害対策
もしもの備え
慌てず連絡できるよう、準備しておきましょう。

もしもの備え
もしもの時に、ご家族へつながるために。
マイクロチップは、専用のリーダーで識別番号を読み取り、登録情報と照合するためのものです。GPSではないため、現在地を追跡する機能はありません。
2022年6月1日から、ブリーダーやペットショップなどの犬猫等販売業者には、販売する犬・猫への装着と国のデータベースへの登録が義務づけられています。Amor Aliceでは、装着・登録を行った子猫を、登録証明書とともにお渡ししています。
お渡しする登録証明書を使用し、飼い主さまの情報へ所有者の変更登録を行ってください。すでに暮らしている方も、登録がご自身の情報になっているか確認しましょう。
相談先
お迎えを考える時から、猫との毎日まで。
猫との暮らしを思い描いている時も、日々の小さな変化が気になる時も。わからないこと、迷うことがあれば、そのままの言葉でお送りください。
準備、食事、トイレ、お手入れ。ひとつずつ確かめながら、その子とご家族に合う暮らしを一緒に考えていきましょう。
成長の様子や、何気ない毎日の写真も、聞かせていただけたらうれしいです。
猫とご家族の毎日が、笑顔の多い時間になりますように。

参考資料・発行情報
必要な時に、元の案内も確認できます。
給与量や予防医療の目安は、製品の更新や個体の状態により変わります。実際の製品表示と獣医師の個別の助言を優先してください。
Amor Alice お迎えサポートブック 2026年10月17日版